あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
本当に小林さんは疲れているようだった。昨日も夜遅くまで仕事だったし、今ももうすぐ日付も変わろうとしている。そんな中に会いに来てくれたのが申し訳ない気持ちもあるけど、会えた嬉しさも私の中にある。
「ご飯は食べました?」
そんな話をしながらリビングに歩いていると、後ろからふわっと小林さんの身体に包まれた。そして、耳元で甘く囁く声が聞こえる。少し掠れた声はいつも以上に色香をはらんでいるけど、それ以上に言葉の意味を理解するのに私の頭は時間が掛かってしまった。
「美羽が食べたい」
言葉の意味を理解すると私は急に熱を発したような気がした。今なら一気に消し炭になるくらいに身体が熱く、心臓はバクバクと遠慮なしに音を立てる。小林さんはどうしたんだろう。元々、付き合いだしてから甘さが増しているのは分かる。でも、こんな風にされるとまだ慣れない。
「私を食べても美味しくないです。おにぎりなら作れますけど」
「美羽ちゃんも美味しいと思うけど、その、おにぎりの提案はそそられる」
「梅干ししかないですよ」
「俺、梅干し好きだよ。塩握りでもいいくらい」
そんな話をしながらリビングに行くと小林さんはリビングの床に置いてあるゴミ袋に視線を移す。荷物の整理は始まったばかりだけど、リビングには既にたくさんのゴミ袋が積まれている。自分でも知らないうちにこんなにも荷物が増えていた。
「おにぎり作りますね」
「ご飯は食べました?」
そんな話をしながらリビングに歩いていると、後ろからふわっと小林さんの身体に包まれた。そして、耳元で甘く囁く声が聞こえる。少し掠れた声はいつも以上に色香をはらんでいるけど、それ以上に言葉の意味を理解するのに私の頭は時間が掛かってしまった。
「美羽が食べたい」
言葉の意味を理解すると私は急に熱を発したような気がした。今なら一気に消し炭になるくらいに身体が熱く、心臓はバクバクと遠慮なしに音を立てる。小林さんはどうしたんだろう。元々、付き合いだしてから甘さが増しているのは分かる。でも、こんな風にされるとまだ慣れない。
「私を食べても美味しくないです。おにぎりなら作れますけど」
「美羽ちゃんも美味しいと思うけど、その、おにぎりの提案はそそられる」
「梅干ししかないですよ」
「俺、梅干し好きだよ。塩握りでもいいくらい」
そんな話をしながらリビングに行くと小林さんはリビングの床に置いてあるゴミ袋に視線を移す。荷物の整理は始まったばかりだけど、リビングには既にたくさんのゴミ袋が積まれている。自分でも知らないうちにこんなにも荷物が増えていた。
「おにぎり作りますね」