あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「ごめんなさい。起こしちゃいましたよね。」
私が自分の手を引こうとするとギュッと掴まれる。小林さんは身体を起こすと、私の身体をそっと抱き寄せた。私の身体は簡単に小林さんの身体の上に乗りかかってしまった。
「重たいですよ」
「全然。むしろ軽い」
そう言って小林さんは私の髪に自分の指を絡めた。そして、小さな声で囁く。その声は甘美なのに爽やかという小林さんらしさを醸し出していた。
「朝まで話さない?俺、寝れそうもないし」
小林さんの言葉でさっきの私の言葉は全部聞かれていたのだと思うと顔が染まるのを感じる。自分の我儘な言葉の吐露は聞かれたくなかった。
『待ってて欲しい』
そんな我儘を私は心の奥底で思っている。婚約ということが本当に信じられないわけではない。でも、私は小林さんが幸せになって欲しいとは思う。
「ずっと起きてたの?」
「いや、寝てた。美羽ちゃんの手の感触で起きたよ」
小林さんの優しい嘘に私は騙された振りをする。私の心の奥底の言葉は聞かれてないことになっているのが嬉しかった。
「やっぱり私が起こしましたね。」
私は小林さんの腕に抱かれたままそういうと、小林さんはクスクス笑い、もう一度キュッと抱き寄せる。抱きしめられる熱に私の心はギュッと掴まれるような気がした。
「起こしてくれてよかったよ。今日は俺。おやすみといいながらも完徹のつもりだったのに、ついウトウトしちゃって、このまま朝だったら自分で自分にガッカリだよ」
私が自分の手を引こうとするとギュッと掴まれる。小林さんは身体を起こすと、私の身体をそっと抱き寄せた。私の身体は簡単に小林さんの身体の上に乗りかかってしまった。
「重たいですよ」
「全然。むしろ軽い」
そう言って小林さんは私の髪に自分の指を絡めた。そして、小さな声で囁く。その声は甘美なのに爽やかという小林さんらしさを醸し出していた。
「朝まで話さない?俺、寝れそうもないし」
小林さんの言葉でさっきの私の言葉は全部聞かれていたのだと思うと顔が染まるのを感じる。自分の我儘な言葉の吐露は聞かれたくなかった。
『待ってて欲しい』
そんな我儘を私は心の奥底で思っている。婚約ということが本当に信じられないわけではない。でも、私は小林さんが幸せになって欲しいとは思う。
「ずっと起きてたの?」
「いや、寝てた。美羽ちゃんの手の感触で起きたよ」
小林さんの優しい嘘に私は騙された振りをする。私の心の奥底の言葉は聞かれてないことになっているのが嬉しかった。
「やっぱり私が起こしましたね。」
私は小林さんの腕に抱かれたままそういうと、小林さんはクスクス笑い、もう一度キュッと抱き寄せる。抱きしめられる熱に私の心はギュッと掴まれるような気がした。
「起こしてくれてよかったよ。今日は俺。おやすみといいながらも完徹のつもりだったのに、ついウトウトしちゃって、このまま朝だったら自分で自分にガッカリだよ」