あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
ゆっくりと話していると優しい夜は更けていく。最期の夜だから寝るつもりはない。そんな私の気持ちを分かってくれているのか、小林さんも私との時間に付き合ってくれる。優しさだけが満たされる時間を過ごしながら私はこのまま時間が止まればいいとさえ思った。
でも、カーテンから差し込む月の明かりは次第に蒼から色を増していく。空が白んでくると、ゆっくりと部屋の中に白い光の筋を引き、朝の訪れを感じさせていた。私がフランスに行く朝だった。
一晩中、話を聞き、話し、笑い。
とっても楽しい時間だった。
最後の夜がこんなに優しいものでよかったと思う。自分一人で泣くかもしれないと思った夜はたくさん小林さんことを知った夜だった。ちょうど高校の話が終わる頃に夜が明けたのだった。
「朝になったね。」
そういうと、小林さんはそっと腕を緩め、私の身体を自由にすると、腰をすっと引き寄せた。小林さんの胸にしっかりと抱き寄せられ、私は小林さんの少し早目の規則正しい音を身体に響かせた。私の中の音もきっと小林さんには伝わっているだろう。
「美羽」
掠れた声が私の名前を呼び、そっと、重ねられた。
何度も重ねられる唇に身体が少しずつ熱を帯びてきた。そして、少し唇を離してから囁く。私の名前は愛しさに満ちていて…。
誰よりも愛しい小林さんに応えるように私は自分から唇を重ねた。
でも、カーテンから差し込む月の明かりは次第に蒼から色を増していく。空が白んでくると、ゆっくりと部屋の中に白い光の筋を引き、朝の訪れを感じさせていた。私がフランスに行く朝だった。
一晩中、話を聞き、話し、笑い。
とっても楽しい時間だった。
最後の夜がこんなに優しいものでよかったと思う。自分一人で泣くかもしれないと思った夜はたくさん小林さんことを知った夜だった。ちょうど高校の話が終わる頃に夜が明けたのだった。
「朝になったね。」
そういうと、小林さんはそっと腕を緩め、私の身体を自由にすると、腰をすっと引き寄せた。小林さんの胸にしっかりと抱き寄せられ、私は小林さんの少し早目の規則正しい音を身体に響かせた。私の中の音もきっと小林さんには伝わっているだろう。
「美羽」
掠れた声が私の名前を呼び、そっと、重ねられた。
何度も重ねられる唇に身体が少しずつ熱を帯びてきた。そして、少し唇を離してから囁く。私の名前は愛しさに満ちていて…。
誰よりも愛しい小林さんに応えるように私は自分から唇を重ねた。