あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
駐車場に停められた折戸さんの車は日本のメーカーの物で、以前に乗せてもらったものと同じような車だった。綺麗に片付いた車の中は折戸さんらしさが漂っている。折戸さんは優雅にドアを開けて後部座席に私とキャルさんを案内してくれてから、私の荷物をトランクに積み込んでくれる。
「シートベルトしてね」
運転席に座った折戸さんが後ろを見ながらいうと、キャルさんはクスクス笑う。
「本当に今日の翔は親切ね」
「俺はいつもと変わらないつもりだけど?さ、。シートベルトしたら動かすよ」
「すみません。お願いします」
私がそういうと、折戸さんはニッコリと私に微笑み掛けてくれた。
「少し時間が掛かるから、寝ててもいいよ」
「ありがとうございます」
折戸さんの運転は丁寧で上手。これは日本のときから変わらず安心して乗っていることが出来る。私はゆっくりと窓の外に視線を向けると、当たり前だけど、フランスの風景が広がっていた。明らかに日本とは違う。分かっているのに改めて自分がフランスに来たのだと思い知らされた。どこまでも続く広大な土地を見ながら私は遠く日本から離れたこと。小林さんと離れたことを実感してきた。
飛行機の中では前の日が徹夜だということもあって、よく眠れた。寝過ぎたくらいだ。でも、このフランスの地に立って、私は車に揺られながら小林さんのことばかりを考えていた。時折、バックミラー越しに折戸さんと視線が絡み、その優しい眼差しに全てを見透かされているような感じがしてならなかった。
「シートベルトしてね」
運転席に座った折戸さんが後ろを見ながらいうと、キャルさんはクスクス笑う。
「本当に今日の翔は親切ね」
「俺はいつもと変わらないつもりだけど?さ、。シートベルトしたら動かすよ」
「すみません。お願いします」
私がそういうと、折戸さんはニッコリと私に微笑み掛けてくれた。
「少し時間が掛かるから、寝ててもいいよ」
「ありがとうございます」
折戸さんの運転は丁寧で上手。これは日本のときから変わらず安心して乗っていることが出来る。私はゆっくりと窓の外に視線を向けると、当たり前だけど、フランスの風景が広がっていた。明らかに日本とは違う。分かっているのに改めて自分がフランスに来たのだと思い知らされた。どこまでも続く広大な土地を見ながら私は遠く日本から離れたこと。小林さんと離れたことを実感してきた。
飛行機の中では前の日が徹夜だということもあって、よく眠れた。寝過ぎたくらいだ。でも、このフランスの地に立って、私は車に揺られながら小林さんのことばかりを考えていた。時折、バックミラー越しに折戸さんと視線が絡み、その優しい眼差しに全てを見透かされているような感じがしてならなかった。