あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
『美羽ちゃん。今どこ?俺も仕事が終わったんだ』
着信している時間は今から三十分前くらいで私が乗った電車がちょうど動き出した頃だった。もう少し早く気付いていれば、すぐに隣の駅で降りて、小林さんを待つことも出来たのにと思うと酷く残念になる。
「452円になります」
携帯を見つめる私にレジの女の子が声が聞こえてくる。私が携帯の画面に映る小林さんからのメールを見つめている間にレジは終わり、レジの女の子の声で急いで財布からお金を取り出したのだった。
コンビニの自動扉を出ると、少し横の避けて手に持ったままの携帯の画面を指で撫でた。そして、そのまま小林さんの連絡先を開く。小林さんにはメールを打つ時間さえもどかしく感じるので直接電話をすることにした。
少しでも早く声を聞きたかった。
トゥルッ…。
『美羽ちゃん。』
ワンコールもしないうちのことだった。耳元でプッっと小さな音がしたかと思うと、急に耳元で小林さんの声が聞こえた。ワンコールもしないうちに小林さんの声を聞けたのはきっと、小林さんも私と同じように携帯を持っていたのだと思う。
『すみません。小林さんのメールに今、気付きました』
『今どこ?』
『マンションの近くの駅前のコンビニです』
ちょうど店を出たところで話していると、店に入る人が私の方をゆっくりと見つめる。私の顔が赤くなっていると思う。そう思うと居た堪れなくて、視線を地面のアスファルトに落とすしかなかった。
『うん。わかった。気をつけて帰ってね。じゃあね』
『あ、はい』
着信している時間は今から三十分前くらいで私が乗った電車がちょうど動き出した頃だった。もう少し早く気付いていれば、すぐに隣の駅で降りて、小林さんを待つことも出来たのにと思うと酷く残念になる。
「452円になります」
携帯を見つめる私にレジの女の子が声が聞こえてくる。私が携帯の画面に映る小林さんからのメールを見つめている間にレジは終わり、レジの女の子の声で急いで財布からお金を取り出したのだった。
コンビニの自動扉を出ると、少し横の避けて手に持ったままの携帯の画面を指で撫でた。そして、そのまま小林さんの連絡先を開く。小林さんにはメールを打つ時間さえもどかしく感じるので直接電話をすることにした。
少しでも早く声を聞きたかった。
トゥルッ…。
『美羽ちゃん。』
ワンコールもしないうちのことだった。耳元でプッっと小さな音がしたかと思うと、急に耳元で小林さんの声が聞こえた。ワンコールもしないうちに小林さんの声を聞けたのはきっと、小林さんも私と同じように携帯を持っていたのだと思う。
『すみません。小林さんのメールに今、気付きました』
『今どこ?』
『マンションの近くの駅前のコンビニです』
ちょうど店を出たところで話していると、店に入る人が私の方をゆっくりと見つめる。私の顔が赤くなっていると思う。そう思うと居た堪れなくて、視線を地面のアスファルトに落とすしかなかった。
『うん。わかった。気をつけて帰ってね。じゃあね』
『あ、はい』