あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「そうだといいけど、何か必要なものが出てきて、場所が分からなかったら俺に聞いて。いくらでも教えるし、美羽ちゃんの力になるよ」
折戸さんとアパルトマンに戻って、キャルさんの部屋の前に着くと、私はチャイムを押すのを躊躇した。、迎い酒を持っていくのもあるけど、まだ寝ているかもしれないと思ったからだった。
でも、その横から折戸さんはスッと手を伸ばし、躊躇なくチャイムを鳴らした。キャルさんがまだ寝ていたらどうしようかと思ったけど、押してしまったものは仕方ない。ドキドキする私を余所に折戸さんは平然とした顔をしていた。
「まだ、寝ているのではないですか?」
「起きているよ」
どこにそんな自信があるのか、折戸さんが零した言葉は断言的だった。
でも、すぐに部屋のドアは開いて、気怠い雰囲気の漂わすキャルさんが現れた。乱れた髪をかき上げながら私と折戸さんを見つめていた。起きたのはさっきという感じのキャルさんに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「二日酔い見舞いに来た。そろそろ起きないとヤバいぞ」
「何時?」
「もうすぐ五時。そろそろだと思って。それとお見舞い」
そう言って、折戸さんは手に持っていたワインをキャルさんに手渡すと、キャルさんはそのワインの袋を受け取ると、中から瓶を取り出した。
「あら、私の好きなワインだわ。飲むのが楽しみ。飲む時は翔も付き合うでしょ」
「もちろんだよ。その時は誘ってくれ、じゃあ、俺たちは帰るから、頑張れよ。今からだろ」
折戸さんはワインを渡し終えると仕事を終えたかのように満足げに笑った。何を今からキャルさんは頑張るのだろう。
「今からよ。期待してて。じゃあ、美羽は明日の朝に会いましょう。研究所には私と一緒に行く予定になってるから、私が起きれてなかったら起こしてね」
「はい。昨日はありがとうございました」
「こちらこそありがとう。さ、頑張らないと」
そう言って笑ったキャルさんは昨日とは違う、瞳の奥に輝きを見せていた。
折戸さんとアパルトマンに戻って、キャルさんの部屋の前に着くと、私はチャイムを押すのを躊躇した。、迎い酒を持っていくのもあるけど、まだ寝ているかもしれないと思ったからだった。
でも、その横から折戸さんはスッと手を伸ばし、躊躇なくチャイムを鳴らした。キャルさんがまだ寝ていたらどうしようかと思ったけど、押してしまったものは仕方ない。ドキドキする私を余所に折戸さんは平然とした顔をしていた。
「まだ、寝ているのではないですか?」
「起きているよ」
どこにそんな自信があるのか、折戸さんが零した言葉は断言的だった。
でも、すぐに部屋のドアは開いて、気怠い雰囲気の漂わすキャルさんが現れた。乱れた髪をかき上げながら私と折戸さんを見つめていた。起きたのはさっきという感じのキャルさんに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「二日酔い見舞いに来た。そろそろ起きないとヤバいぞ」
「何時?」
「もうすぐ五時。そろそろだと思って。それとお見舞い」
そう言って、折戸さんは手に持っていたワインをキャルさんに手渡すと、キャルさんはそのワインの袋を受け取ると、中から瓶を取り出した。
「あら、私の好きなワインだわ。飲むのが楽しみ。飲む時は翔も付き合うでしょ」
「もちろんだよ。その時は誘ってくれ、じゃあ、俺たちは帰るから、頑張れよ。今からだろ」
折戸さんはワインを渡し終えると仕事を終えたかのように満足げに笑った。何を今からキャルさんは頑張るのだろう。
「今からよ。期待してて。じゃあ、美羽は明日の朝に会いましょう。研究所には私と一緒に行く予定になってるから、私が起きれてなかったら起こしてね」
「はい。昨日はありがとうございました」
「こちらこそありがとう。さ、頑張らないと」
そう言って笑ったキャルさんは昨日とは違う、瞳の奥に輝きを見せていた。