あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「不安になりました」
「何が?って言いたいことだけど、美羽の気持ちは私も分かる。私も日本で生まれ育ったから、大学になって自分がここに来て、今までがどんなに狭い中に居たんだと感じたもの。でも、美羽、自由な雰囲気に慣れると次第にどうにかなるものよ。でも、言葉とか文化の違いもあるから、交換留学生には補助が付くの」
空港に来てくれて、それからずっと私のことを気に掛けてくれるキャルさんは交換留学生の補助なのだろう。でも、それを超えてとても親切にしてくれている。たった数日しか一緒に居ないのに、私の中でのキャルさんの存在はどんどん増していくばかり。今、私にはかキャルさんの存在が必要だった。
「キャルさんが私の交換留学補助でよかった」
「そう?私も一緒に時間を過ごすのが美羽でよかったと思ってる。だから、お互いに良かったってことね」
キャルさんはそんなことを言いながら私に微笑み掛けてくれた。
「さ、早く所長の所に行きましょ」
そう言いながら、私とキャルさんは重厚な煉瓦造りの建物の中に入って行ったのだった。でも、重厚な外観とは全く違い、中に入ると、そこは洗練された白の空間が広がっていた。ドアから入ってすぐに目に入った廊下の先には視線を外すことが出来ないくらいの精巧な女神像があったのだった。
ローマ神話に出てくるような女神像でその滑らかな大理石の肌を隠す着衣のドレープが繊細でここが美術館かと思うほど、私はその女神に視線を奪われた。
「学問の女神ミネルウァらしいわよ。誰が作ったのか分からないけど、ずっと昔からこの建物の廊下の先にあるらしいわよ」
「何が?って言いたいことだけど、美羽の気持ちは私も分かる。私も日本で生まれ育ったから、大学になって自分がここに来て、今までがどんなに狭い中に居たんだと感じたもの。でも、美羽、自由な雰囲気に慣れると次第にどうにかなるものよ。でも、言葉とか文化の違いもあるから、交換留学生には補助が付くの」
空港に来てくれて、それからずっと私のことを気に掛けてくれるキャルさんは交換留学生の補助なのだろう。でも、それを超えてとても親切にしてくれている。たった数日しか一緒に居ないのに、私の中でのキャルさんの存在はどんどん増していくばかり。今、私にはかキャルさんの存在が必要だった。
「キャルさんが私の交換留学補助でよかった」
「そう?私も一緒に時間を過ごすのが美羽でよかったと思ってる。だから、お互いに良かったってことね」
キャルさんはそんなことを言いながら私に微笑み掛けてくれた。
「さ、早く所長の所に行きましょ」
そう言いながら、私とキャルさんは重厚な煉瓦造りの建物の中に入って行ったのだった。でも、重厚な外観とは全く違い、中に入ると、そこは洗練された白の空間が広がっていた。ドアから入ってすぐに目に入った廊下の先には視線を外すことが出来ないくらいの精巧な女神像があったのだった。
ローマ神話に出てくるような女神像でその滑らかな大理石の肌を隠す着衣のドレープが繊細でここが美術館かと思うほど、私はその女神に視線を奪われた。
「学問の女神ミネルウァらしいわよ。誰が作ったのか分からないけど、ずっと昔からこの建物の廊下の先にあるらしいわよ」