あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
新しい研究に入っているから、もしかしたら今夜の食事会には行けないかもしれないと思ったりしながら時間を過ごしていた。三時を過ぎたくらいには絶対に間に合わないと思ったし、四時の時点でも仕事は終わらないと思った。
でも、私は定時を過ぎたくらいに研究所を出ることとなった。
「美羽。終ろうか」
「そうね」
それはプツッと仕事がいい感じで切れ目を迎えたからだった。一緒の仕事をしているキャルの進み具合と私の進み具合の調子が上手く重なり、不思議なくらいに上手く行く。いつもなら少し遮られる電話もなければ、研究結果も最初の目論見通りに進む。これが何もない日だったら、スペシャルなラッキーだとは思うけど、今日はあまり嬉しくなかった。
「今からイケメン二人と食事なのにそんなに浮かない顔をしないでよ」
折戸さんと高見主任との食事は楽しみ。でも、その反面、今日の昼に聞いた折戸さんの転勤の話を聞くのが怖いとも思った。でも、定時で終わってしまったのに…食事を断るわけにはいかない。
「色々よ」
「そうなの?フランス研究所の女の子に言ったら誰もが代わってくれると思うわ。でも、代わっても一口も飲めないだろうし、食べれないだろうけど」
「何それ?」
「それくらい緊張するような人たちってことよ。さ、今日は私もデートだし楽しんでくるわ。私は気楽にね」
でも、私は定時を過ぎたくらいに研究所を出ることとなった。
「美羽。終ろうか」
「そうね」
それはプツッと仕事がいい感じで切れ目を迎えたからだった。一緒の仕事をしているキャルの進み具合と私の進み具合の調子が上手く重なり、不思議なくらいに上手く行く。いつもなら少し遮られる電話もなければ、研究結果も最初の目論見通りに進む。これが何もない日だったら、スペシャルなラッキーだとは思うけど、今日はあまり嬉しくなかった。
「今からイケメン二人と食事なのにそんなに浮かない顔をしないでよ」
折戸さんと高見主任との食事は楽しみ。でも、その反面、今日の昼に聞いた折戸さんの転勤の話を聞くのが怖いとも思った。でも、定時で終わってしまったのに…食事を断るわけにはいかない。
「色々よ」
「そうなの?フランス研究所の女の子に言ったら誰もが代わってくれると思うわ。でも、代わっても一口も飲めないだろうし、食べれないだろうけど」
「何それ?」
「それくらい緊張するような人たちってことよ。さ、今日は私もデートだし楽しんでくるわ。私は気楽にね」