あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「美羽ちゃん。お疲れ様。高見主任は店で待ち合わせをするようになっている。観光をしてからそのまま来るらしい」
「折戸さんはわざわざ迎えに来てくれたのですか?」
「仕事が思ったよりも早く終ったのと、高見主任が折角フランスに来ているのだから、残せる仕事は置いてきた。美羽ちゃんに話もあるし」
折戸さんの話というのは今日、高見主任から聞いた内容だと思う。折戸さんのことだから、私が驚かないように細心の注意を払い、言葉を選びながら事実を伝えるのだろう。パリの道は仕事を終えた人が歩いている。色々な人が話しをしているのに、妙に折戸さんの足音と息遣いが聞こえていた。
言葉を待ちながら緊張している。
「今日、支社に高見主任が来て、近いうちに日本に帰国するような辞令が出るかもしれないって言われた。高見主任がここまで来て教えてくれるからにはほぼ決まっていることだろうと思う。フランスでの仕事にも慣れ、これからもっと仕事が出来ると思っていたし、美羽ちゃんとキャルと過ごす時間も楽しい。今はここを離れたくない。これが俺の気持ちなんだけどね。美羽ちゃんはどう思う?」
「今日、研究所にも高見主任は来て下さって、折戸さんのことも内々に教えて下さいました。日本に帰ったら本社営業一課の主任になられるとも…。おめでとうございます」
「知っていたんだね。でも、まだ決まってない。今ならここに残れるかもしれない」
「本社営業一課の主任となれば今まで以上に折戸さんは自由に仕事が出来ると思います。高見主任の元で働くことがどういうことか折戸さんにも分かっていると思います」
「確かにあんなに仕事のしやすい上司はどこにもいないな」
「折戸さんはわざわざ迎えに来てくれたのですか?」
「仕事が思ったよりも早く終ったのと、高見主任が折角フランスに来ているのだから、残せる仕事は置いてきた。美羽ちゃんに話もあるし」
折戸さんの話というのは今日、高見主任から聞いた内容だと思う。折戸さんのことだから、私が驚かないように細心の注意を払い、言葉を選びながら事実を伝えるのだろう。パリの道は仕事を終えた人が歩いている。色々な人が話しをしているのに、妙に折戸さんの足音と息遣いが聞こえていた。
言葉を待ちながら緊張している。
「今日、支社に高見主任が来て、近いうちに日本に帰国するような辞令が出るかもしれないって言われた。高見主任がここまで来て教えてくれるからにはほぼ決まっていることだろうと思う。フランスでの仕事にも慣れ、これからもっと仕事が出来ると思っていたし、美羽ちゃんとキャルと過ごす時間も楽しい。今はここを離れたくない。これが俺の気持ちなんだけどね。美羽ちゃんはどう思う?」
「今日、研究所にも高見主任は来て下さって、折戸さんのことも内々に教えて下さいました。日本に帰ったら本社営業一課の主任になられるとも…。おめでとうございます」
「知っていたんだね。でも、まだ決まってない。今ならここに残れるかもしれない」
「本社営業一課の主任となれば今まで以上に折戸さんは自由に仕事が出来ると思います。高見主任の元で働くことがどういうことか折戸さんにも分かっていると思います」
「確かにあんなに仕事のしやすい上司はどこにもいないな」