あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「どう考えても気になるよね。前に来たときは時間のせいか大人の男の人ばかりだったから連れてきたけど、美羽ちゃんも居心地が悪いだろうから店を変えようか」
「大丈夫です」
「俺も厳しいから」
私と折戸さんは一緒に店を出た途端、清涼な空気がスッと身体の中に流れ込んでくるような気がした。正直、ホッとしてしまう私がいる。店を出てホッとしたのは私だけではなかった。折戸さんもさっきよりも幾分か顔に優しさが戻っていて、フランスに来て思うのは愛情表現がとってもオープンで日本人の私としては目のやり場に困ることも多々ある。
でも、さっきの店は刺激が強すぎた。顔が真っ赤になっていたので、あのままだったら味なんか分からなかったかもしれない。だから、今。店から出られてホッとする私がいる。
「近くに美味しい店はあるんだけど、夫婦でしているような小さな店で…。俺が会社帰りによく食べるとこなんだ。でも、女の子と一緒にいくような店じゃないんだよね。そこでもいい?」
私は畏まったレストランとかよりもそっちの方がむしろ助かると思った。ドレスコードがあるような畏まった店は疲れてしまうし、マナーを考えるだけで…味なんかしないかもしれない。それなら気取らずに食べられる店が良かった。店は本当に近くだった。大通りから入った場所にあるその店は本当に小さくて一見するとそこにビストロがあるなんてわからないくらいに小さい。
店に入ると柔らかい光に包まれような気がした。出迎えてくれたのは渡しよりも少し年上の女性で可愛らしく微笑んで私と折戸さんを迎えてくれた。私と折戸さん以外には一組のお客さんがいるだけで、とっても静かだった。
「大丈夫です」
「俺も厳しいから」
私と折戸さんは一緒に店を出た途端、清涼な空気がスッと身体の中に流れ込んでくるような気がした。正直、ホッとしてしまう私がいる。店を出てホッとしたのは私だけではなかった。折戸さんもさっきよりも幾分か顔に優しさが戻っていて、フランスに来て思うのは愛情表現がとってもオープンで日本人の私としては目のやり場に困ることも多々ある。
でも、さっきの店は刺激が強すぎた。顔が真っ赤になっていたので、あのままだったら味なんか分からなかったかもしれない。だから、今。店から出られてホッとする私がいる。
「近くに美味しい店はあるんだけど、夫婦でしているような小さな店で…。俺が会社帰りによく食べるとこなんだ。でも、女の子と一緒にいくような店じゃないんだよね。そこでもいい?」
私は畏まったレストランとかよりもそっちの方がむしろ助かると思った。ドレスコードがあるような畏まった店は疲れてしまうし、マナーを考えるだけで…味なんかしないかもしれない。それなら気取らずに食べられる店が良かった。店は本当に近くだった。大通りから入った場所にあるその店は本当に小さくて一見するとそこにビストロがあるなんてわからないくらいに小さい。
店に入ると柔らかい光に包まれような気がした。出迎えてくれたのは渡しよりも少し年上の女性で可愛らしく微笑んで私と折戸さんを迎えてくれた。私と折戸さん以外には一組のお客さんがいるだけで、とっても静かだった。