あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「高見主任には嫌な役をやらせてしまったな。俺はフランスでの仕事が結構気に入っていて、ここは少しの言葉の壁はあるけど、人は優しいし、今の環境は恵まれていると思っている。実際にそれなりの成果も上がっているから、高見主任に何を言われても帰る気なんかなかった」
「そうなんですか?」
「美羽ちゃんが心配と言うのもあるけど、色々と考えて日本帰国を決めようと思う。正直、美羽ちゃんと一緒に過ごしたこの一年は楽しかった。こんな時間が続けばいいと思ってる。でも、日本に帰国すると決めさせたのは美羽ちゃんだよ」
「私ですか?」
「ああ。高見主任がフランス支社に来た時に日本で美羽ちゃんの研究していた新商品を見せてもらった。今以上にいい商品だと思った。そして、美羽ちゃんが頑張った成果を俺が数字に残したいと思った。フランスでは発売の時期は決まってないが、日本では、この秋からの商品化が決まっている」
折戸さんが日本に帰る理由は私の研究だった。一緒にいて欲しいと思わないではない。でも、それ以上に自分の頑張った成果を数字で残して欲しいとも思う。それは研究をしているものにとって一番の褒章だった。
「折戸さん」
自分の頑張ったことを折戸さんは確実に数字として残してくれるだろう。研究者として認められることの意義を私は感じ、そして、傍に居るだけではないという優しさも教えてもらった気がする。
「だから、俺は日本に帰国して本社営業一課に戻ることにした。そこで、新製品を…美羽ちゃんの努力を数字に残したい。そして、美羽ちゃんがフランスでも成果を上げて帰ってくるのを待っている」
「そうなんですか?」
「美羽ちゃんが心配と言うのもあるけど、色々と考えて日本帰国を決めようと思う。正直、美羽ちゃんと一緒に過ごしたこの一年は楽しかった。こんな時間が続けばいいと思ってる。でも、日本に帰国すると決めさせたのは美羽ちゃんだよ」
「私ですか?」
「ああ。高見主任がフランス支社に来た時に日本で美羽ちゃんの研究していた新商品を見せてもらった。今以上にいい商品だと思った。そして、美羽ちゃんが頑張った成果を俺が数字に残したいと思った。フランスでは発売の時期は決まってないが、日本では、この秋からの商品化が決まっている」
折戸さんが日本に帰る理由は私の研究だった。一緒にいて欲しいと思わないではない。でも、それ以上に自分の頑張った成果を数字で残して欲しいとも思う。それは研究をしているものにとって一番の褒章だった。
「折戸さん」
自分の頑張ったことを折戸さんは確実に数字として残してくれるだろう。研究者として認められることの意義を私は感じ、そして、傍に居るだけではないという優しさも教えてもらった気がする。
「だから、俺は日本に帰国して本社営業一課に戻ることにした。そこで、新製品を…美羽ちゃんの努力を数字に残したい。そして、美羽ちゃんがフランスでも成果を上げて帰ってくるのを待っている」