あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「エッフェル塔ですか?」
確かに有名な観光地ではある。でも、昨日は車でクルッと回った。だから、一番にそこを言われるとは思わなかった。パリではシャンゼリゼ通りは一番の観光スポット。
「うん。美羽ちゃんがフランスに行って、俺もテレビでフランスが映ると、結構見ていたんだ。で、昨日目の前を通ったらエッフェル塔を一緒に散歩したいと思った」
「今からの時間はライトアップされてとっても綺麗です。途中までメトロで行って、その後は一緒に歩きます」
「あ。その前に何か食べよ。散歩する前に倒れるよ」
抱き合ったまま、寝て。そのまま何も食べずに半日を過ごしている。私は研究室に籠ると食事を抜くこともあるけど食べるのが大好きな小林さんにとってはキツイと思う。
「すぐに何か作りますね?」
「ありがとう。でも、美羽ちゃんも疲れているでしょ。俺さ、美羽ちゃんの部屋に来る時に美味しそうな店を見つけたからそこに行きたい」
そんな店あった??折戸さんに教えて場所を言っても小林さんは首を振る。
「チラッとしか見てないけど、店構えが美味しそうだった。俺って食べるの好きだから、そういうのは目敏いんだよ」
私はフランスに住んで一年。小林さんはフランスに来て、一日。仕事ばかりで周りにそんなに興味を持たない私はここに来てまでも小林さんに主導権を握られていた。でも、これが私だから仕方ない。
確かに有名な観光地ではある。でも、昨日は車でクルッと回った。だから、一番にそこを言われるとは思わなかった。パリではシャンゼリゼ通りは一番の観光スポット。
「うん。美羽ちゃんがフランスに行って、俺もテレビでフランスが映ると、結構見ていたんだ。で、昨日目の前を通ったらエッフェル塔を一緒に散歩したいと思った」
「今からの時間はライトアップされてとっても綺麗です。途中までメトロで行って、その後は一緒に歩きます」
「あ。その前に何か食べよ。散歩する前に倒れるよ」
抱き合ったまま、寝て。そのまま何も食べずに半日を過ごしている。私は研究室に籠ると食事を抜くこともあるけど食べるのが大好きな小林さんにとってはキツイと思う。
「すぐに何か作りますね?」
「ありがとう。でも、美羽ちゃんも疲れているでしょ。俺さ、美羽ちゃんの部屋に来る時に美味しそうな店を見つけたからそこに行きたい」
そんな店あった??折戸さんに教えて場所を言っても小林さんは首を振る。
「チラッとしか見てないけど、店構えが美味しそうだった。俺って食べるの好きだから、そういうのは目敏いんだよ」
私はフランスに住んで一年。小林さんはフランスに来て、一日。仕事ばかりで周りにそんなに興味を持たない私はここに来てまでも小林さんに主導権を握られていた。でも、これが私だから仕方ない。