あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「じゃあ。そこに行きましょう。でも、どこか分からないので、連れてって貰えます?」
「もちろん。この時間でも開いているといいけど」
お互いにシャワーを浴びて身支度をするのに思ったよりも時間が掛かった。小林さんのお腹の具合が心配だけど、小林さんはパンでも食べるかと聞いても、いらないと横に首を振る。
そして、並んでアパルトマンを出ると小林さんは真っ直ぐに駅の方に向かって歩き出した。昨日、フランスに来たばかりだとは思えないくらいに迷いなく歩く。土地勘はないはずなのに、見知った道のようにゆっくりと歩いていた。
「美羽ちゃんといると楽しい」
小林さんは横を歩く私にニッコリと微笑みを零し、手をキュッと握った。視線が合うともっと優しい笑顔を魅せてくれて、嬉しそうな笑顔を魅せられると私も心の奥底が熱くなってきた。
そんな私に小林さんの言葉が追い打ちを掛ける。
「エッフェル塔に行かなくてもこれもデートだね」
昨日の夜、お互いを求め合い抱きあったのに、こんな風に手を握られただけでドキドキが止まらなくなる。何度目か分からないくらいに顔が熱くなるのを感じ、ドキドキしている私が視線をそっと足元に投げると、キュッと掴んだ手に力を込めた。
「美羽ちゃん。好きだよ」
サラッと零された言葉は昨日の夜から何度も囁かれた言葉なのに、真っ直ぐに見つめられて言われると嬉しさと恥ずかしさが混じってしまう不意に言われると構えてなかった分の衝撃が強く、ドキドキを通り越してバクバク心臓が飛び跳ねた。
「美羽ちゃんは?」
「小林さんは私の気持ちを知っているのに聞くの?」
「うん。知っているよ」
「なら、聞かないで」
「聞きたいの。美羽ちゃんの声を」
小林さんはニッコリと笑うと、そのまま私の手を引き寄せ、その胸に抱き寄せた。周りにはたくさんの人がいる。でも、誰も私たちを見てはいない。ここではそんなに珍しい光景ではないからだった。
「もちろん。この時間でも開いているといいけど」
お互いにシャワーを浴びて身支度をするのに思ったよりも時間が掛かった。小林さんのお腹の具合が心配だけど、小林さんはパンでも食べるかと聞いても、いらないと横に首を振る。
そして、並んでアパルトマンを出ると小林さんは真っ直ぐに駅の方に向かって歩き出した。昨日、フランスに来たばかりだとは思えないくらいに迷いなく歩く。土地勘はないはずなのに、見知った道のようにゆっくりと歩いていた。
「美羽ちゃんといると楽しい」
小林さんは横を歩く私にニッコリと微笑みを零し、手をキュッと握った。視線が合うともっと優しい笑顔を魅せてくれて、嬉しそうな笑顔を魅せられると私も心の奥底が熱くなってきた。
そんな私に小林さんの言葉が追い打ちを掛ける。
「エッフェル塔に行かなくてもこれもデートだね」
昨日の夜、お互いを求め合い抱きあったのに、こんな風に手を握られただけでドキドキが止まらなくなる。何度目か分からないくらいに顔が熱くなるのを感じ、ドキドキしている私が視線をそっと足元に投げると、キュッと掴んだ手に力を込めた。
「美羽ちゃん。好きだよ」
サラッと零された言葉は昨日の夜から何度も囁かれた言葉なのに、真っ直ぐに見つめられて言われると嬉しさと恥ずかしさが混じってしまう不意に言われると構えてなかった分の衝撃が強く、ドキドキを通り越してバクバク心臓が飛び跳ねた。
「美羽ちゃんは?」
「小林さんは私の気持ちを知っているのに聞くの?」
「うん。知っているよ」
「なら、聞かないで」
「聞きたいの。美羽ちゃんの声を」
小林さんはニッコリと笑うと、そのまま私の手を引き寄せ、その胸に抱き寄せた。周りにはたくさんの人がいる。でも、誰も私たちを見てはいない。ここではそんなに珍しい光景ではないからだった。