あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
ドキドキも最高潮。抱きしめられた身体がゆっくりと確実に熱くなっていく。昨日からの甘さが取れる気配はなく熱に浮かされるようだった。
「好き。…大好き」
小林さんはキュッと抱き寄せてから腕の力を緩めた。
「美羽ちゃんが俺の傍に居る。それだけで超嬉しい」
そういうと、小林さんは私の唇にチュッとリップ音を響かせた。そして、私の腕を引くと、サラリと自分の腕に絡ませた。
「俺たち婚約しているんだから、いいよね」
フランスでは当たり前の光景で誰も見てないというのは分かるけど、恥ずかしい。でも、嬉しいと思ってしまう。頷く私がいた。
「昨日、チラッと見て気になっていたんだ」
そこは私がいつも駅からアパルトマンに帰る道にある場所だった。でも、私はこの店の存在は知らない。駅からアパルトマンまでほぼ毎日歩いているのに、そこに店があることすら目には入ってなかった。木製のドアを開けて入るとそこには外からは分からないくらいにたくさんの人が溢れていた。座る席があるのかないのかさえも一見してはわからない。小林さんと私が店に入ると、店の人は私たちの方に視線を投げ、ニッコリと笑う。
そして、入ってこいとジェスチャーする。
店内には観光客らしい人は居なくて、地元の人が集まる感じのビストロでだったから、明らかに私と小林さんは浮いている。日本人だからフランス語が話せないと思われたのか、ジェスチャーだった。
「好き。…大好き」
小林さんはキュッと抱き寄せてから腕の力を緩めた。
「美羽ちゃんが俺の傍に居る。それだけで超嬉しい」
そういうと、小林さんは私の唇にチュッとリップ音を響かせた。そして、私の腕を引くと、サラリと自分の腕に絡ませた。
「俺たち婚約しているんだから、いいよね」
フランスでは当たり前の光景で誰も見てないというのは分かるけど、恥ずかしい。でも、嬉しいと思ってしまう。頷く私がいた。
「昨日、チラッと見て気になっていたんだ」
そこは私がいつも駅からアパルトマンに帰る道にある場所だった。でも、私はこの店の存在は知らない。駅からアパルトマンまでほぼ毎日歩いているのに、そこに店があることすら目には入ってなかった。木製のドアを開けて入るとそこには外からは分からないくらいにたくさんの人が溢れていた。座る席があるのかないのかさえも一見してはわからない。小林さんと私が店に入ると、店の人は私たちの方に視線を投げ、ニッコリと笑う。
そして、入ってこいとジェスチャーする。
店内には観光客らしい人は居なくて、地元の人が集まる感じのビストロでだったから、明らかに私と小林さんは浮いている。日本人だからフランス語が話せないと思われたのか、ジェスチャーだった。