あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「いらっしゃいませ。こちらにどうぞ」
そんな言葉と共に案内された席に座ると、周りの視線を物凄く感じる。小林さんはワインリストを取り出しながら、周りの視線なんかお構いなしで何を飲むかを考えているようだった。フランスに一年住んでいる私よりも余程堂々としている。
「先にワインとチーズを持ってきてもらってそれからメニュー考えよう。何にする?」
メニューを見開き、何を食べようかと選ぶ小林さんはガッツリ食べる気満々だった。私はというと、普段からそんなに食べないので何でもよかった。
「サラダがあれば何でもいいです。でも、あまり食べれません」
「いいよ。食べれないのは俺が食べるから」
小林さんが持っているメニューに並ぶのは勿論、フランス語で書かれてある。でも、小林さんは平気で注文していく。注文を聞きに来た店員も日本人ということで少し身構えているように見えた。
でも、小林さんのフランス語は発音も申し分ない。最初は日本人ということで遠巻きに見ていた人も、自然と自分たちの世界に戻っていき、視線を感じることがほとんどなくなった。
テーブルの上に並ぶのは…日本で一緒に食事をしていたのを思い出してしまうほどの量で、こんなに誰が食べるのかと思うほどだけど、あっという間に小林さんのお腹に消えていく。最初に私のお皿に少しずつ取り分けて、後は綺麗に食べていく。離れた期間は確かにあったけど、変わらないものもある。
小林さんの食欲は変わらない。
小林さんと私の関係も変わらない。
離れた分、少しだけ思い合う気持ちが強くなった気もする。
「ねえ、大事な話があるんだけど」
そんな言葉と共に案内された席に座ると、周りの視線を物凄く感じる。小林さんはワインリストを取り出しながら、周りの視線なんかお構いなしで何を飲むかを考えているようだった。フランスに一年住んでいる私よりも余程堂々としている。
「先にワインとチーズを持ってきてもらってそれからメニュー考えよう。何にする?」
メニューを見開き、何を食べようかと選ぶ小林さんはガッツリ食べる気満々だった。私はというと、普段からそんなに食べないので何でもよかった。
「サラダがあれば何でもいいです。でも、あまり食べれません」
「いいよ。食べれないのは俺が食べるから」
小林さんが持っているメニューに並ぶのは勿論、フランス語で書かれてある。でも、小林さんは平気で注文していく。注文を聞きに来た店員も日本人ということで少し身構えているように見えた。
でも、小林さんのフランス語は発音も申し分ない。最初は日本人ということで遠巻きに見ていた人も、自然と自分たちの世界に戻っていき、視線を感じることがほとんどなくなった。
テーブルの上に並ぶのは…日本で一緒に食事をしていたのを思い出してしまうほどの量で、こんなに誰が食べるのかと思うほどだけど、あっという間に小林さんのお腹に消えていく。最初に私のお皿に少しずつ取り分けて、後は綺麗に食べていく。離れた期間は確かにあったけど、変わらないものもある。
小林さんの食欲は変わらない。
小林さんと私の関係も変わらない。
離れた分、少しだけ思い合う気持ちが強くなった気もする。
「ねえ、大事な話があるんだけど」