あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
小林さんに会ったのは折戸さんが帰国する時だから、今から数か月くらいのことだった。でもたった数か月でこんなに変わるのだろうかと思うほど、小林さんは変わった気がした。私が頑張ったというレベルではないくらいに頑張ってきたのが雰囲気に滲み出していてドキドキしてしまう。
「今日の夜にでも連絡しようと思っていました」
「もう少し俺のことを考えてくれたらいいのに。でも、お帰り。美羽ちゃん」
「ただいま帰りました」
「車で来たから、俺と一緒に帰ろう」
「車ですか?」
「そうだよ。フランスからの荷物もあるだろうし、美羽ちゃんも疲れているだろうからと思って車で来た。疲れたら寝れるから楽だよ」
小林さんの車は空港の駐車場に停めてあった。何度も乗せて貰った車にさえ、懐かしいと思ってしまう。私のスーツケースをトランクに入れ、助手席に私を乗せると車はゆっくりと動きだした。
「さ、行こうか」
でも…小林さんの車は真っ直ぐに静岡に行く道とは違う方に動き出す。私が吃驚して小林さんの方を見つめると、小林さんはニッコリと笑っていた。
「ちょっとだけ寄り道してから、静岡に帰るよ。ついたら起こすから寝ていていいから」
「どこに行くのですか?」
「教えない」
「え」
「美羽ちゃんが俺に内緒で帰ってきたから、おあいこ」
「今日の夜にでも連絡しようと思っていました」
「もう少し俺のことを考えてくれたらいいのに。でも、お帰り。美羽ちゃん」
「ただいま帰りました」
「車で来たから、俺と一緒に帰ろう」
「車ですか?」
「そうだよ。フランスからの荷物もあるだろうし、美羽ちゃんも疲れているだろうからと思って車で来た。疲れたら寝れるから楽だよ」
小林さんの車は空港の駐車場に停めてあった。何度も乗せて貰った車にさえ、懐かしいと思ってしまう。私のスーツケースをトランクに入れ、助手席に私を乗せると車はゆっくりと動きだした。
「さ、行こうか」
でも…小林さんの車は真っ直ぐに静岡に行く道とは違う方に動き出す。私が吃驚して小林さんの方を見つめると、小林さんはニッコリと笑っていた。
「ちょっとだけ寄り道してから、静岡に帰るよ。ついたら起こすから寝ていていいから」
「どこに行くのですか?」
「教えない」
「え」
「美羽ちゃんが俺に内緒で帰ってきたから、おあいこ」