あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
走り込んで乗り込んだのは電車の一番最後の車両だった。駅まで少しの急ぎ足だったから、運動不足の私には息が切れる。でも、この階段の先には小林さんが居ると思うと頑張れた。息を整える暇もなく乗り込んだ電車の名k内は小林さんが居た。一番後ろのドアの所にいる小林さんは私に気付いたみたいでニッコリと笑っている。
「美羽ちゃん。お疲れ様」
そんな小林さんの言葉に応えようとすると走りだした電車が揺れ、私は身体のバランスを保つことが出来なくて、小林さんに抱き留められるような形になってしまった。ドキドキする私の心臓の音が小林さんに聞こえているかもしれない。そのくらいに煩い。
「お疲れ様です」
そんな私に小林さんはニッコリと笑うと少しだけ腕に力を入れる。次第に人が乗り込んできて、電車の中は窮屈になって行く。そんな中、私は小林さんに守られていた。満員電車の揺れに私の身体も揺れ、幸せはこんな身近にあるんだと実感する。
「今日は仕事早かったんだね。会えてよかった」
「急に中垣先輩が終わるってことになって、私も一緒に研究室を出ました」
「それはラッキーかな。俺も会議が上司の関係で明日に変更になったんだ。だから、美羽ちゃんを研究所まで迎えに行こうと思ってた」
「研究所までですか?」
「うん。だって、今日は美羽ちゃんに会いたかった」
電車は私の降りる駅に付いてドアが開いている。そのドアが開くと同時に人の流れに流されて私と小林さんはホームに降り立っていた。
「帰ろうか」
「美羽ちゃん。お疲れ様」
そんな小林さんの言葉に応えようとすると走りだした電車が揺れ、私は身体のバランスを保つことが出来なくて、小林さんに抱き留められるような形になってしまった。ドキドキする私の心臓の音が小林さんに聞こえているかもしれない。そのくらいに煩い。
「お疲れ様です」
そんな私に小林さんはニッコリと笑うと少しだけ腕に力を入れる。次第に人が乗り込んできて、電車の中は窮屈になって行く。そんな中、私は小林さんに守られていた。満員電車の揺れに私の身体も揺れ、幸せはこんな身近にあるんだと実感する。
「今日は仕事早かったんだね。会えてよかった」
「急に中垣先輩が終わるってことになって、私も一緒に研究室を出ました」
「それはラッキーかな。俺も会議が上司の関係で明日に変更になったんだ。だから、美羽ちゃんを研究所まで迎えに行こうと思ってた」
「研究所までですか?」
「うん。だって、今日は美羽ちゃんに会いたかった」
電車は私の降りる駅に付いてドアが開いている。そのドアが開くと同時に人の流れに流されて私と小林さんはホームに降り立っていた。
「帰ろうか」