あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
そんな話をしながら歩いていると目の前に私の住むマンションが見えてきた。駅からの距離はないのだからすぐについてしまうのは分かっているけど、それでもやっぱりもう少し一緒に居たいと思う気持ちが募る。明日が残業ならこれ以上引き留めてはいけない。
一緒に居たいと思う気持ちがクルクル回りだす。
「小林さん。夕ご飯は?」
たったこの言葉を言うだけで、私はドキドキしている。そして、気付いた。いつも一緒に食事に行っていたのは小林さんが誘ってくれたからだってこと。私は今までずっと優しく誘われるだけだった。私から食事に誘うことなんか殆どなかった。
「家に帰る途中のコンビニで弁当でも買うつもりだよ」
「私も食べてないから一緒に食べたいです」
「じゃあ、どこか行こうか?どこがいい?」
小林さんは辺りを見回すけど、あるのは行ったばかりの居酒屋があるだけで、さすがにまたというのは躊躇してしまう。小林さんも飽きるだろう。そうなると駅の周りにしかなくて…。戻るしかないのだろうか?
そんな私の気持ちに気付いたのかまた小林さんはニッコリと微笑んだ。
「駅の方に戻ろうか。駅までいけば色々あるよ」
小林さんがクルっと駅の方に向いて歩き出そうとする。私は咄嗟にスーツの袖を掴んでしまった。小林さんの視線と私の視線が絡む。私は唾をコクンと飲み込むと、震える声で呟いた。
一緒に居たいと思う気持ちがクルクル回りだす。
「小林さん。夕ご飯は?」
たったこの言葉を言うだけで、私はドキドキしている。そして、気付いた。いつも一緒に食事に行っていたのは小林さんが誘ってくれたからだってこと。私は今までずっと優しく誘われるだけだった。私から食事に誘うことなんか殆どなかった。
「家に帰る途中のコンビニで弁当でも買うつもりだよ」
「私も食べてないから一緒に食べたいです」
「じゃあ、どこか行こうか?どこがいい?」
小林さんは辺りを見回すけど、あるのは行ったばかりの居酒屋があるだけで、さすがにまたというのは躊躇してしまう。小林さんも飽きるだろう。そうなると駅の周りにしかなくて…。戻るしかないのだろうか?
そんな私の気持ちに気付いたのかまた小林さんはニッコリと微笑んだ。
「駅の方に戻ろうか。駅までいけば色々あるよ」
小林さんがクルっと駅の方に向いて歩き出そうとする。私は咄嗟にスーツの袖を掴んでしまった。小林さんの視線と私の視線が絡む。私は唾をコクンと飲み込むと、震える声で呟いた。