あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「そう。じゃ、しばらくこうしていようか」


 そんな小林さんの優しい言葉に頷くと私はこばやしさんの腕に包まれた。温もりが気持ち良くて、そして、とっても幸せでこのままずーっとこうして居たいと思った。幸せという温もりに包まれた私は『寝ません』と言ったにも拘わらず次第に目蓋が落ちていく。


「美羽ちゃん。おやすみ」


 そんな言葉が聞こえたような気がした。


 私はゆっくりと身体を動かすとベッドサイドの時計はかなり驚くような時間を差している。午前四時。私はウトウトとかではなくぐっすりと寝てしまっていたらしい。

 それにしても私はどうしてこんなにも女子力が薄いのだろうか?大好きな人と一緒の夜を過ごしているのに私は熟睡。そして、今は私の横に寝ている小林さんも同じように熟睡している。


 私を抱かないと言った小林さんだったけど、私は実は勝負下着なんかを着けていたりする。研究所の同僚の女の子に無理やり買わされたものだけど、レースとフリルが散りばめられた勝負下着だったりする。コンセプトは『エロ可愛い』らしい。たまたま、会社の休み時間に行ったレストランの近くにその下着の店はあり、彼女たちのおもちゃように買わされたのだった。


『今度のデートで着てみて。支社の小林さんが悶えるのは想像出来ないけど、普通の男なら悶えるくらいに可愛いと思うわ』


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