運命の人。~俺様教師と秘密の恋~
手際よくお皿を洗って
泡を流していく。



すると後ろから大きな濡れた体が覆い被さってきた。



「ユメ何か新妻みてぇ。
…めちゃくちゃ興奮する」



耳元でつぶやいた陽一は
そのまま首筋に甘いキスをした。


「……や…っ」


陽一の唇に私の身体は簡単に反応して
一気に力が抜けてしまう。



「陽一…大好き……」



私を軽々抱き抱え寝室に運ぶ陽一に
何度も愛の言葉を伝えキスを送ると

陽一もそのキスに答えてくれた。





……ドサ


「…本当、可愛いなお前」



ベッドの上で
私を見つめては何度も私の名前を呼ぶ。



楽しそうに私の身体に触れて
嬉しそうに私の反応を見て

余裕のない私に沢山のキスをくれる。




この瞬間だけは、
陽一は私だけを見てくれていると信じられる。




この瞬間がすごく好き。





「陽一……すきぃ…っ」







もっと名前を呼んで

もっと抱きしめてほしい。




もっともっと……。







「お帰りって言われるのも悪くねぇな」






優しく私を抱きしめた陽一は


嬉しそうにそう言ってくれた。


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