隣の猫くん




恥ずかしい!







「でも、これだと顔見れない」







猫くんは、そう言って私をクルッと回して向き合う形になった







絶対真っ赤な顔見られたよ!








恥ずかしい!







「そんな顔俺以外の奴に見せんなよ?」







耳元で言われた







し、心臓が…








「ね、猫くん…」








猫くんを呼ぶと顔を背けた







「ね、猫くん?」








猫くんは、ボソッと光輝と言った








あ、名前で呼べということですか








「こ、光輝、ドキドキし過ぎて心臓もたないよ」








私がそう言うと、私の首元に顔を埋めた光輝





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