続・生きる。



「最後は総長だな。

姫になったときは付き合ってなかったんだけど

お互い惹かれあって付き合った。

1月1日。初日の出を見に行ったとき。


それから一年が立とうとしてたとき

如月を潰そうとしたやつがいた。

総長は姫と一緒にまた初日の出を

見に行く約束をしていたんだ。

だから12月31日に全て片付けると決めた。

俺らも協力した。

だけど12月30日姫が連れ去られた。

結局俺らがそいつらを潰したんだけど

潰したすぐあと、そいつらの一人に

総長が鉄パイプで殴られそうになった。

それを見ていた姫が総長を突き飛ばして

代わりに姫が殴られたんだ。頭を。


俺ももちろんその場にいたんだけどな。

すぐに病院に運んだ。命に別状はなかったんだけど

記憶を失ったんだ。如月のことは覚えてなかった。


だけどその姫は自分が何を忘れているのか

ずっと気になっていた。

思い出そうとする度に頭痛がひどかったけど

それでもまたちゃんと如月のことを思い出した。」



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