イブにあいましょう
「今は薬が効いてるから大丈夫と思ってるだけであって、おまえの体調はまだ本調子じゃないんだぞ。仕事があるなら尚のこと、今の内に体を休めておかなきゃダメだ」
「お席のことでしたらご心配なさらなくても大丈夫ですよ。一条様の手荷物は全て、こちらにお持ちしておりますので。成田空港に到着するまで、どうぞこちらにいらしてください」
「あ・・・そう、ですか?」
「はい。今回は緊急事態ですので、追加料金を請求することも致しません。どうぞご安心くださいませ」
あぁ。
そう言ってニッコリ微笑んでくれた客室乗務員の姿が、女神のように美しく、そして眩しく見える。
ボロボロな病人の私とは、まさに真逆の対極に位置して・・・。
「機内にいる間は、僕が彼女の看病をしますので任せてください。あ。後、彼女に何か食べるものを持って来てもらえませんか。できたら粥とかスープといった流動食で、熱過ぎないものがいいんですけど。これ、別料金になるなら、僕が払うので」
「え!いや、でもそんな・・」
「かしこまりました。まずはメニューをお持ち致しますね」と言った客室乗務員は、優雅に一礼すると、スタスタと歩いて行った。
「お席のことでしたらご心配なさらなくても大丈夫ですよ。一条様の手荷物は全て、こちらにお持ちしておりますので。成田空港に到着するまで、どうぞこちらにいらしてください」
「あ・・・そう、ですか?」
「はい。今回は緊急事態ですので、追加料金を請求することも致しません。どうぞご安心くださいませ」
あぁ。
そう言ってニッコリ微笑んでくれた客室乗務員の姿が、女神のように美しく、そして眩しく見える。
ボロボロな病人の私とは、まさに真逆の対極に位置して・・・。
「機内にいる間は、僕が彼女の看病をしますので任せてください。あ。後、彼女に何か食べるものを持って来てもらえませんか。できたら粥とかスープといった流動食で、熱過ぎないものがいいんですけど。これ、別料金になるなら、僕が払うので」
「え!いや、でもそんな・・」
「かしこまりました。まずはメニューをお持ち致しますね」と言った客室乗務員は、優雅に一礼すると、スタスタと歩いて行った。