クールな社長の甘く危険な独占愛
ラストキス。
唇から伝わる思い。この人は本当にわたしを大切に思ってくれてる。
「もう、俺に堕ちてるんだろ」
唇に響く振動。熱い吐息。
「本当の俺は、さつきのものだ。この先離れたとしても、本当の俺の心は全部さつきに渡すから」
社長がさつきの身体を支える。
引き寄せて、髪を指に絡め、抱きしめる。
「好きだって、言えよ」
社長が囁いた。
この人と離れたくない。
「好き……好きです」
さつきはキスに応えながら、夢中で伝えた。社長の腕に力がこもる。
雨音が大きくなった。薄闇に響く息遣い。
「ああ、まずい。震えてきた」
社長が恥ずかしそうに笑った。「好きな人を抱くって、こんなに違うんだな」
ネクタイを長い指で緩め、髪をかきあげる。彼は、この世のものとは思えないほど美しい。見下ろすその瞳に、さつきも震えてくる。
優しく触れる場所に、電気が走った。
愛しい。
愛しい。
愛しい。
この人が、とても、愛しい。