You…
「佐野か!任せたぞっ」


それは、なんと晃だった…!



その日の帰り。

ホームルームが終わって、すぐに机に散らばったペンを筆箱に片付けてバッグにしまう。


「晃、優花!帰ろっ♪」


今日は、午前中まで。


昼から晃の家で、なにして遊ぼうかな〜。

あたしは、そんなことを考えていた。


すると…。


「わりぃ、奈々。先に帰ってて」


イスにかけていたブレザーを羽織りながら、晃が言った。
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