強引同期が甘く豹変しました


でも、念には念を入れておかなきゃな。


「だから、1週間居候させてもらってる身でこんなこと言うのはなんなんだけど」

「なに」

「会社でも絶対に余計なことは言わないでね」

「余計なことって?」

「だから…私が矢沢の家に泊まらせてもらってることとか。バレちゃうと色々面倒でしょ?」

「俺は別に問題ないけど」


…いやいや。あんたは良くてもだな。
こっちが困るから言ってるんです。


「とにかく!絶対言わないで」

「…はいはい。わかりました」


矢沢から呆れたようにそう返されると、ちょうどエレベーターが24階に到着した。


「じゃあね」

「お」


オフィスのフロアは中では繋がっている。

だけど一応廊下で別れた私たちは、それぞれの部署のオフィスのドアに向かって出社した。




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