強引同期が甘く豹変しました


「はい」

「あ、もしもし?俺、俺」

「…オレオレ詐欺なら御断りなんですけど」


呆れながらそう答えると、耳元から笑い声が聞こえた。



「何?私、今忙しいんだけど」

「忙しい?家探しで?」

「えっ?」

「いや、お前今、不動産屋の前にいるだろ?」



その言葉に、私は慌てて周囲を見渡す。


すると、携帯を耳元に当てながらこちらを見ている男の姿を見つけた。


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