強引同期が甘く豹変しました



「つーか、おまえ何に躓いたわけ?歩いてたとこ見てみろよ、どう見たって平面だろ」


ボーッと矢沢を見ていたら、いきなりそんなことを言われたので、ハッとして歩いてきた道にゆっくりと視線を向ける。


た…確かに。躓くようなものは何もない。

で、でも!



「だっ、だいたいあんたがついてこいとか言ってスタスタ歩いていくからでしょ⁉︎」

「俺のせいにすんなよ、昔っからそうじゃん、何もないところでよく転けそうになるのはおまえの変な癖だろ」

「そんな癖なんてないし!」

「そうだっけ?俺はいろいろと覚えてるけどな」

「なっ、何をよ」



私がそう言うと、矢沢はニヤリと笑って口を開いた。



< 22 / 202 >

この作品をシェア

pagetop