強引同期が甘く豹変しました



「俺、Aランチセットで」

「私は…じゃあ、Cランチセットお願いします」


歩きながら見つけた昔ながらの洋食屋。

店内も結構古い感じがしたけど、レトロな雰囲気がなかなか良くてなんだか落ち着けた。


「で?彼氏と何で別れたんだよ?浮気でもされた?」


だけどその落ち着けた空気も、矢沢の一言によってすぐさま壊れされていく。


「あのさぁ、ちょっとはこう…言葉をオブラートに包むとかないわけ?」

「ないね。おまえと俺の仲じゃん、オブラートに包んだところで何になるんだよ」

「おまえと俺の仲?ただの同期なだけなのに、変な言い方しないでよ」


私はそう言うと、目の前に置かれていたグラスの水を口に運ぶ。


「へーっ、ただの同期か。ひどいな、キスした仲なのに」


だけどその言葉で、飲もうとしていた水を思わず吹きだしてしまった。


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