強引同期が甘く豹変しました



その事故が起きたのは、入社した年の夏のことだった。


まだまだ蒸し暑かった、8月の夜。


「今日バーベキューするからとりあえず集合な!」


と、同期の小林から昼休みに突如集合をかけられた。



急なことではあったけど、小林に話を聞いてみると、知り合いがビルの屋上を貸してくれるプラス、ちょうどその日はそんなに近くではないけれど屋上からみえる場所で花火があがるとかで。


「花火見ながらビール飲んで、肉食べようぜ!」


なんて風に言われると、なんだかすごく楽しそうで、即参加する!と返事をした。




私や紀子、矢沢を含めた同期メンバー9人は、入社した頃から‘‘同期会’’という名の飲み会を月イチくらいのペースで定期的に行っていた。


男は矢沢、小林、杉崎、真木、ニッシーの合わせて5人で。

女は、私、紀子、沢(さわ)ちゃん、森さんの4人。


人が9人も集まれば、空気を読めないタイプや自己中タイプ、そういう集まりが苦手なコミュ障タイプなんかがいそうではあったけど、幸いにも同期メンバーの9人の中にはそういうタイプは1人もいなかった。


筋トレ大好きな筋肉バカがいたり、仕事中以外はひたすらゲームをしてる人がいたり。

それぞれキャラは強かったけれど、みんなノリや話も合ったし、社内でもプライベートでも付き合いやすくて、同期同士仲良く過ごしていた。

< 29 / 202 >

この作品をシェア

pagetop