強引同期が甘く豹変しました


もしも上司や先輩なら、必ず年上なはず。

新卒で入社した私たちには、今はまだ後輩なんていない。

そう思った私たちは、そこから聞けばある程度は絞れるかと思い、まず最初に年齢を聞いた。

するとその好きな人というのは、まさかの私たちと同い年だった。

私たちも知っていて、私たちと同い年。
つまり、相手はあっという間にそこそこ絞られてしまった。

小林、矢沢、杉崎、真木、ニッシー。

同期といえば、その五人しかいないからだ。


そして私は、すぐに思った。

紀子と沢ちゃんも、私と同じことを思っていた。


「矢沢?」
「うん、あの五人の中だと矢沢だね」
「うん、絶対矢沢だ」


満場一致で、森さんの好きな人は矢沢だと声が揃った。


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