強引同期が甘く豹変しました
「酔って転けた勢いとはいえさ、あんなことが起きて」
「…うん」
「おまえも空気的に困るだろうから、そんなにキスしたかったのかよ!って…からかって、みんなで笑い話にでもしようかと思ったのに次の瞬間まさかだよ」
「…ごめん」
「そこまで拭くか?ってくらいゴッシゴシ口は拭くし、それから俺を避けるように目も合わせねーし」
「だから…ごめんってば」
いつもと違う矢沢の雰囲気に、何だか申し訳ない気持ちが増していく。
確かに避けていた。
あの夜から、矢沢との距離感が変わった。
森さんのことが気になって、仕事の話でさえも矢沢と言葉を交わすことに気が引けてきて。
少しの間は、必要最低限矢沢と口を聞かなかった。
森さんとも、あの時をきっかけに距離ができていった。
話そうとしても私を避けるみたいに離れていくし、目すら合わない日々が続いた。
彼女は女子会にも…参加しなくなった。