御曹司と愛され蜜月ライフ
「ごめんなさい。お騒がせしました」
「えーっと……失礼ですが、今のお相手は?」
好奇心には逆らえず、控えめに訊ねてみた。
絢巳さんはあっさりと答える。
「青山さんといって、うちの父の秘書兼私の世話役のような人です。付いて来られると面倒なので勝手に家を出て来たのですが、ずーっと着信も無視してたらなんだか相当怒ってるみたい。激おこってやつですね」
「そりゃそうでしょう……」
ここで初めて、課長が絢巳さんに呆れたような顔を見せた。
この様子だと、“青山さん”はマイペースなうえ予想外にアクティブなこのお嬢様に普段から相当振り回されているに違いない。
絢巳さん、青山さんと電話してるとき楽しそうだったけどさーなんてさっきの彼女の表情を思い出し、ふとある考えに行き着く。
……もしかして。
絢巳さんが、お見合いを受けたくない理由は──……。
「あの、絢巳さん。違ってたら申し訳ないんですけど……もしかして、絢巳さんのすきな人って──、」
そこまで言うと、絢巳さんは「ふふっ」と笑みをこぼした。
人差し指をくちびるの前で立てて、イタズラっぽく小首をかしげる。
「内緒、ですよ。告白もできてない、私の片思いですから」
「……!」
かわいすぎるそのしぐさに、女の私ですらハートを撃ち抜かれた。
なんということだ……! お嬢様が自分のお世話係に恋するとかいう萌えシチュエーション、二次元の中にしかないと思ってたよ……!
すごい。三次元のセレブたち、いろいろ持っててすごいわー。
「えーっと……失礼ですが、今のお相手は?」
好奇心には逆らえず、控えめに訊ねてみた。
絢巳さんはあっさりと答える。
「青山さんといって、うちの父の秘書兼私の世話役のような人です。付いて来られると面倒なので勝手に家を出て来たのですが、ずーっと着信も無視してたらなんだか相当怒ってるみたい。激おこってやつですね」
「そりゃそうでしょう……」
ここで初めて、課長が絢巳さんに呆れたような顔を見せた。
この様子だと、“青山さん”はマイペースなうえ予想外にアクティブなこのお嬢様に普段から相当振り回されているに違いない。
絢巳さん、青山さんと電話してるとき楽しそうだったけどさーなんてさっきの彼女の表情を思い出し、ふとある考えに行き着く。
……もしかして。
絢巳さんが、お見合いを受けたくない理由は──……。
「あの、絢巳さん。違ってたら申し訳ないんですけど……もしかして、絢巳さんのすきな人って──、」
そこまで言うと、絢巳さんは「ふふっ」と笑みをこぼした。
人差し指をくちびるの前で立てて、イタズラっぽく小首をかしげる。
「内緒、ですよ。告白もできてない、私の片思いですから」
「……!」
かわいすぎるそのしぐさに、女の私ですらハートを撃ち抜かれた。
なんということだ……! お嬢様が自分のお世話係に恋するとかいう萌えシチュエーション、二次元の中にしかないと思ってたよ……!
すごい。三次元のセレブたち、いろいろ持っててすごいわー。