御曹司と愛され蜜月ライフ
つい話の腰を折って聞き返してしまった。
だってハイスペックでイケメンで、社内だけでもたいそうおモテになってらっしゃるようなのに。なのに付き合ってる人がいないって、すごく意外。
思ってることがそのまま顔に出ていたらしい。課長は私を横目に見て、ちょっとだけ拗ねたように眉を寄せる。
「まあ、そんなものしばらくいないな。今は仕事に手一杯だし、恋愛絡みでひとりの人間と向き合ってる余裕なんてずっとなかったから」
「へぇ……大変ですね、会社の跡継ぎっていうのも」
「別にそれで構わないと思ってたがな。させてくれる女に苦労はしてないし」
さらりと畜生発言をぶっこまれた。これ以上つっこんだ話を聞くのもこわいので、さっきよりも無感情に「へー」とだけ返しておく。
近衛課長自身も、さらに詳しく“ソッチ”の事情を話す気はないらしい。何事もなかったかのように話を続けた。
「とまあ、そんな俺がしかも政略的に家庭を持ったところで、いずれ破綻するのは目に見えてる。それにそんなこすいパイプわざわざ作らなくても、俺はもっと別のまっとうな手段で会社を守っていくから」
キッパリ言い放つ、自信満々な近衛課長の言葉。
こんな人がトップに立つ会社は、きっと安泰だ。そう思わせる力強さが、彼にはある。
というか、政略結婚て。そんなのほんとにあるんですね三次元で……。
だってハイスペックでイケメンで、社内だけでもたいそうおモテになってらっしゃるようなのに。なのに付き合ってる人がいないって、すごく意外。
思ってることがそのまま顔に出ていたらしい。課長は私を横目に見て、ちょっとだけ拗ねたように眉を寄せる。
「まあ、そんなものしばらくいないな。今は仕事に手一杯だし、恋愛絡みでひとりの人間と向き合ってる余裕なんてずっとなかったから」
「へぇ……大変ですね、会社の跡継ぎっていうのも」
「別にそれで構わないと思ってたがな。させてくれる女に苦労はしてないし」
さらりと畜生発言をぶっこまれた。これ以上つっこんだ話を聞くのもこわいので、さっきよりも無感情に「へー」とだけ返しておく。
近衛課長自身も、さらに詳しく“ソッチ”の事情を話す気はないらしい。何事もなかったかのように話を続けた。
「とまあ、そんな俺がしかも政略的に家庭を持ったところで、いずれ破綻するのは目に見えてる。それにそんなこすいパイプわざわざ作らなくても、俺はもっと別のまっとうな手段で会社を守っていくから」
キッパリ言い放つ、自信満々な近衛課長の言葉。
こんな人がトップに立つ会社は、きっと安泰だ。そう思わせる力強さが、彼にはある。
というか、政略結婚て。そんなのほんとにあるんですね三次元で……。