バンテスト魔法書の保持者
受け取って、すぐさまジャケットの胸ポケットにいれた。


「さて、私はここまでだ。後は、あそこにいる現生徒会の人達の指示に従いなさい」


「はい、ありがとうございました」


「マイル先生、感謝、します」


そして、マイル先生は学園の中に入っていった。


私とリオウは生徒会の人の方に行く。


「おはようございます。新入生ですか?」


その声とともに、私は目を奪われた。


美しい薄紫の髪に、同じ色の瞳。


可愛い顔立ちで、紛れもない美少女。


到底同じ女だとは思えない。


先輩‥‥‥かな。


「はい、新入生です」


そんな先輩を前にしても、淡々と話すリオウ。


リオウの好みの女ってどんな人だろう?


今まで、どれだけの美少女を前にしても揺るがないリオウ。


‥‥‥‥謎。


「そ、そうですか。あの、お名前は?」


先輩はリオウの顔を見て頬を赤く染めた。


リオウ、また1人おとしたな。


「リオウです」


「あ、リ、リオウ、君。私は、ユカナ・フィナード。えっと、よろしくね?あ、あの名簿表に自分の名前でクラスを確認してね。それから、講堂に行ってね。せ、席は自由席だから、好きな場所でいいですよ」


しどろもどろ話す先輩に、だんだんリオウの顔が冷ややかになっている。


初めから無表情だったのに、これじゃあ相手を怖がらせるだけじゃ?


「ありがとうございます」


「あ、ま、待って!!」


リオウがその場から動こうとしたとき、ユカナ先輩が止めた。


リオウの不機嫌ゲージがまた上がる。


ユカナ先輩は、それに気づかないで恥ずかしそうにモジモジとしている。


ああ、リオウがキレそう。


嫌だな~リオウがキレると八つ当たりされるのは私だし。
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