バンテスト魔法書の保持者
「あ、あの!!」


「失礼します」


ユカナ先輩が話そうとしたとき、リオウはそれを遮った。


そして、私の手をとって名簿表の法に行く。


私は、後ろを振り返ってユカナ先輩の様子を確認した。


先輩は遮られたことに驚いたのだろう、呆然とその場に立ち尽くしていた。


「‥‥‥いいの?」


「なにが?」


「‥‥‥なんでもない」


リオウがしらばっくれるときは、興味がなくて言う気がないときか、言いたくないとき。


それを知っているから、私は何も言わない。


名簿表の前は多くの新入生がいる。


「順位事でクラスが分けられてるな」


「SクラスからFクラス‥‥200名だって」


Sクラスが15名 Aクラスが20名

B、Cクラスがそれぞれ30名 

D、E、Fクラスがそれぞれ45名

計200名が新入生


200名の生徒で全寮制か~


どうりで学園が大きいわけだな。


「俺は‥‥‥2位。Sクラスか」


確かに、2位のところには『リオウ』と名前がかかれている。


貴族や王族は姓(例えばユカナ・フィナードのフィナード)があるのに対して、ほとんどの平民は姓を持たない。


だから、リオウとだけかかれた名はとても違和感がある。


さてと、私の名前はどこかな。


目を配らせてクラスの中から名前をさがす。


そして、私の名前を見つけたときには、リオウのかかれてあった名前の随分離れたところだった。


「リューラ、あったか?」


「‥‥‥‥これ」


そういって、指をさしたところにある私の名。


Fクラスの最後『200位  リューラ』


しっかりとかかれた私の名前。


これが、入学したときの私の順位。


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