バンテスト魔法書の保持者
シンルスのお口に全部あったので、スープとパンを2切れ、とチーズタルトを1つシンルスにあげる。


これがタダだというのだから、Sクラスは羨ましい。


もうすぐテスト。


‥‥‥やっぱりSクラス狙おう。


うん、そうしよう。


「ねぇ、子猫ちゃん」


「?」


朝食を頬張っていると、オシレット先輩に声をかけられる。


子猫ちゃんって‥‥‥なんで?


「試合、下りるなら今だよ?」


試すように、ニッコリと笑いかけながら聞いてくるオシレット先輩。


下りるなら、ね。


というか‥‥‥


「おりて、いいの?」


「え!?」


聞いた瞬間、オシレット先輩はニッコリと笑みを貼り付けていた顔を歪ませた。


純粋な疑問。


正直、下りていいなら喜んで下りる。


ほぼ無理やりな決闘。


別に望んでいるわけでも、やる気満々ってわけでもない。


試合するなら勝つ。


ただそれだけ。


「リューラ、今下りたらかなり反感かうわよ」


「?」


「本当にわからないの?この試合、結構な人達が注目してるんだから。学園トップ2と学園最下位の試合なんて、めったにないでしょうし」


「ま、聞いてみただけで、下ろすつもりは毛頭ないんだけどね~」


なら聞くなよ。


ラメルさんと私、シンルスの心の中の声が一致した。


「あ、確認だけど、使い魔と魔術装備あり。それと、魔道具も3つまでならOKだよ。ま、どれも学園に提示したやつだけどね」
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