バンテスト魔法書の保持者
渋るシンルスに、微笑みを向ける。


私の表情を見た瞬間、シンルスは消えた。


「いくよ♪」


オシレット先輩はそう言うと、ライアンと共にこっちに向かってくる。


‥‥‥‥よし。


「箒」


唯一学園に登録していた魔道具、箒を出す。


箒・どんな者でも持つことのできる、ごく一般的は魔道具。


箒に魔力を遅れば、箒は浮く。


私は浮遊魔法〈フライ〉をかけたまま、箒の上に乗る。


身体を箒に固定する。


箒は移動手段に使われる魔道具。


だけど‥‥‥私は戦闘に使う。


「〈加速〉」


身体に更に負荷をかける。


クラリと一瞬、視界が歪んだ。


加速3回、アイスフュージョン、フライ
両手のツインフォルテ


流石に身体がキツいか‥‥‥


オシレット先輩とライアンが剣を振り上げる。


‥‥‥‥いく!!


「なっ!?」


2人が剣を振り上げた瞬間、私は2人の間を通り抜けた。


2人が少しといえどよろけるほどの風圧。


オシレット先輩は少し驚いたようだっけど、すぐに冷静になったみたいだった。


「〈ウィングカッター〉」


無数に襲ってくる風のカッターを箒を走らせて交わす。


コロシアム全体を箒でかける。


「っ!?」


瞬間、目の前にロレントが現れた。
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