バンテスト魔法書の保持者
「エンシェント‥‥‥」


オシレット先輩を守るように前にいる、腰から2枚の翼をはやす男の天使。


エンシェント。


そう呼ばれるモノは、大昔、古代から姿形の変わらないモノ。


オリジナルとも言われ、
古くから生きている者や姿の変わらない者
を示している。


天使のエンシェント。


翼は腰にあり、魔力も普通の2枚羽の天使より多い。


それは、エンシェントの天使が古代から生きているから。


天使の魔力は衰えることを知らない。


年を重ねれば重ねるほど、魔力は大きくなる。


それもあのエンシェントは‥‥‥‥


片方の翼は白 片方の翼は黒。

黒から白のグラデーションの長い髪。

そこから覗く黄金の瞳。


ライアンと呼ばれたエンシェントの天使。


マズい、マズいマズいマズい‥‥‥‥


「まさかライアンを呼ぶことになるなんて思ってもみなかったよ」


「‥‥‥‥」


「オシレット、あいつを殺してもいいか?かなり危険な匂いがするぞ」


「ライアンがそう言うならそうなんだろうね~
でも、ダメ。ここは学園だからさ」


学園じゃなかったら殺されるのかな、私。


身がすくみそうになる。


怖い、あの天使。


『リューラ、俺、怖い‥‥‥』


シンルスの悲痛な声がした。


本当にマズい。


勝ち目が‥‥‥ほとんど消えた。


(シンルス、中、戻って)


『でも‥‥‥』
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