バンテスト魔法書の保持者
心の中で名前を呼ぶと、一瞬にして私の周りに純度の高いバリアがはられた。


稲妻に構わずに真っ直ぐ突っ込む。


バチバチ!!バチバチバチ!!


「あぁぁああ!!!」


バリアの中では多少は衝撃がある。


気合いで稲妻を通り抜け、オシレット先輩とライアンの頭上をとった。


「〈グラヴィティーオペレーション・強〉!」


オシレット先輩とライアンから下のフロアの重力を操作する。


重力が大きくなり、オシレット先輩とライアンは地面に手をついた。


今!!


コロシアムの地面1面に仕込んでいた、1つの大魔法陣に向かって魔力を送り込む。


「〈アブソリュートアイス〉!」


唱えると、魔法陣が光る。


そして、一瞬にして大きな氷の山が出来上がった。


もう地面はほとんど見えない。


箒をしまい、氷の先に降り立つ。


‥‥‥仕留めた?


自分の作り出した氷の山、その中心をジッと見つめる。


「‥‥‥‥!」


氷の中心がオレンジの光を放つ。


すぐに上に飛ぶ。


瞬間、氷の山は一瞬にして砕け散った。


私は光の原因である2人を見つめる。


オシレット先輩とライアンは、私を睨みつけていた。


‥‥‥‥怒らせた、かな?


2人共に殺気を真っ直ぐに私に向けていて、敵意丸出し。


無傷ではないけど、致命傷にもなっていない。


この戦力でもダメか‥‥‥


正直に言うと、そろそろ疲れてきた。
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