バンテスト魔法書の保持者
「リオウ、わかったの!?」
・・
「ああ、あの糸の特殊効果。それは幻術だ」
「幻術?それでは、リューラさんの傷は偽物ということですか?」
「いや、恐らくだが、あの糸は幻覚と有幻覚の2つの役割ができる」
「有幻覚?」
「あの糸は、有るけど無いもの。オシレット先輩が〈有る〉と判断すれば実態となり〈無い〉
と判断すればただの幻覚となって無いものとなる」
「そんな!?」
これならオシレット先輩が傷つかず、ライアンが糸を避けなければならない説明がつく。
リューラの怪我は本物。
そして、ロレントとシンルスの方の戦闘は魔法を打ち合っていて、ほとんど動いていない。
ロレントは身体が大きく、ほとんど動けない。
だからシンルスの方が有利で、ライアンはロレントの支援もしなくてはならない。
まだ勝機は少なからずあるはずだ。
「恐らく、オシレット先輩の魔術装備は糸ではない」
「?」
「糸ではなく、その特殊な糸を生み出す針だ」
「‥‥‥あ!確かに、結界にも裁縫に使うような針がところどころに刺さってます!」
ルリが気がつき、針のある場所を指差す。
リューラは気づいているだろうか?
リューラ、頑張‥‥‥
ドクン!
「!?」
「リオウ様?」
不意に、心臓が一瞬だけ激しく鳴った。
自分の胸に手を当てる。
これは‥‥‥‥この、感覚は‥‥‥‥
*********************
・・
「ああ、あの糸の特殊効果。それは幻術だ」
「幻術?それでは、リューラさんの傷は偽物ということですか?」
「いや、恐らくだが、あの糸は幻覚と有幻覚の2つの役割ができる」
「有幻覚?」
「あの糸は、有るけど無いもの。オシレット先輩が〈有る〉と判断すれば実態となり〈無い〉
と判断すればただの幻覚となって無いものとなる」
「そんな!?」
これならオシレット先輩が傷つかず、ライアンが糸を避けなければならない説明がつく。
リューラの怪我は本物。
そして、ロレントとシンルスの方の戦闘は魔法を打ち合っていて、ほとんど動いていない。
ロレントは身体が大きく、ほとんど動けない。
だからシンルスの方が有利で、ライアンはロレントの支援もしなくてはならない。
まだ勝機は少なからずあるはずだ。
「恐らく、オシレット先輩の魔術装備は糸ではない」
「?」
「糸ではなく、その特殊な糸を生み出す針だ」
「‥‥‥あ!確かに、結界にも裁縫に使うような針がところどころに刺さってます!」
ルリが気がつき、針のある場所を指差す。
リューラは気づいているだろうか?
リューラ、頑張‥‥‥
ドクン!
「!?」
「リオウ様?」
不意に、心臓が一瞬だけ激しく鳴った。
自分の胸に手を当てる。
これは‥‥‥‥この、感覚は‥‥‥‥
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