バンテスト魔法書の保持者
ガキン!ギン!ガキン!ギン!
オシレット先輩と激しく打ち合う。
さっきから酷く身体が熱い。
身体の内からジワジワと、何かが這い上がってくるよう。
「はぁ!!」
「くぅっ!」
ガキン!!
オシレット先輩の一振りに打ち負け、また後ろに飛ばされる。
糸に当たることはなく、地面に強く叩きつけられた。
「チェックメイト」
そんな言葉が聞こえたかと思うと、オシレット先輩が激しく剣を振るった。
何回もその場で振るい、無数の光の刃が迫ってくる。
マズい!!
魔法の展開が間に合わない!
『リューラ!』
「ぐっ、ああぁ!!」
光の刃が何度も身体を切り刻む。
咄嗟に、ルクスが私の身体に魔法をかけてくれた。
そのおかげで、身体が斬れることはなかった。
血もあまり出てない。
だけど、身体がひきさかれるように痛い。
何度も強く地面打ち、魔法をくらった身体。
もうそろそろ限界、か。
フォルテッシモも手から放し、ツインウィングを両手で持って杖変わりにして身体を起こす。
上を見上げれば、オシレット先輩が冷めた目で私を見下ろしていた。
オシレット先輩が剣を構える。
身体が重い‥‥‥‥
熱い、熱い、熱い熱い熱い!
瞬間、周りの動きが止まった