バンテスト魔法書の保持者
「剣輪よ‥‥‥」


刹那的、リューラの背中を中心に輪を描くように剣が現れた。


全部で8本の剣。


「〈真冬の炎〉」


「!?」


息を呑む音が聞こえた。


ジッとリューラの剣輪を見つめる。


リューラが唱えると、剣輪の剣が冷気をまとった白の〔炎〕をまとったのだ。

                  ケンリン
あれがリューラの魔術装備の特殊効果〈剣輪〉


まだ、勝負は終わらない。


*********************


声が聞こえた。


リオウの力強い声。


意識が戻った瞬間、ルクスとシンルスの声が聞こえた。


その瞬間、身体の内が温かくなった。


一緒に戦うシンルスとの繋がりが、お互いに信頼していることが、一際強く感じられた。


魔力が溢れた。


そして今、私はシンルスと文字通り一心同体となっている。


『リューラ‥‥‥』


(シンルス、私の考え、わかる?)


『わかる』


(勝つ、よ)


シンルスにとって初めてのフュージョン。


でも、大丈夫。


ツインフォルテを構える。


驚いた顔をしているオシレット先輩。


それはそうだろう。


まだシンルスと契約してから、2ヶ月も経っていない。


それでも出来た。
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