I love youを日本語に




「俊哉はユウちゃんのことを自分が1番理解してるって思ってる」


「そんなこと……「あるよっ!!」


「自分ではそんなことない、って思ってるのかもしれない。


でもね、周りから見るとそう見えるんだよ。


ユウちゃんの1番の理解者は俊哉で」


そこであかりは1度、言葉を切って、そして


「俊哉の1番の理解者は、ユウちゃん」


かすれた声でそう呟いた。



「苦しい。


ユウちゃんを目の前にしたら、

言いたくもない言葉が次から次へと出て、止められなかった。


ユウちゃんを傷つけて、それで気持ちが晴れるわけじゃないのに、止められなかった」


「あかり。俺たち……「待って」



「それはわたしが言う。

言うから、待って」


あかりは両手で自分の顔を覆う。


「こんなに、俊哉が好きなのに……っ」


きっと俺に伝えたかったわけではないと思う。


でもその声が胸を締め付ける。


こんなにも俺を思ってくれているのに、

俺は、この気持ちに……



「俊哉」


手をおろして、

大きく深呼吸するあかり。




「俊哉。



別れよう」





あかりの瞳から大粒の涙が零れた。










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