きみが望めば
???
誰もいない。くもり空が広がるだけ。
ここは高い塔の上だし、誰も、、
はてなだらけのあたし。
「どこ見てんノヨー。はなして、離ぁして、鼻を離しテー!」
ごにょごにょ!と掌で何かが動いた。
「きゃぁあ!!」
ばたん!
勢いよく扉が開けられた。
「姫さま、何事ですか!?」
剣を携えた騎士が2人、部屋に飛び込んできた。
「、、ぁ、何かが、、いま、窓辺に」
腰を抜かして絨毯の上にへたりこんでしまった。さっきのは何?
手のひらを見つめた。何かが動いた感触。
思い出して鳥肌が立った。
「窓の外ですか、不審者は見当たりませんが。」
騎士のひとりが窓辺に寄り、外を確認している。
「立てますか?」
もうひとりはそばに来て起きるのを助けてくれていた。
「び、びっくりしたら、腰が抜けちゃったみたい、、」
「それはいけません。」
騎士がソファに運んでくれた。
「何を見られたのですか?」
「んー、、見たのじゃなくて、聞こえたの。誰かの声が。たぶん。」
「声ですか?」
騎士がふたりで顔を見合わせている。
誰もいない。くもり空が広がるだけ。
ここは高い塔の上だし、誰も、、
はてなだらけのあたし。
「どこ見てんノヨー。はなして、離ぁして、鼻を離しテー!」
ごにょごにょ!と掌で何かが動いた。
「きゃぁあ!!」
ばたん!
勢いよく扉が開けられた。
「姫さま、何事ですか!?」
剣を携えた騎士が2人、部屋に飛び込んできた。
「、、ぁ、何かが、、いま、窓辺に」
腰を抜かして絨毯の上にへたりこんでしまった。さっきのは何?
手のひらを見つめた。何かが動いた感触。
思い出して鳥肌が立った。
「窓の外ですか、不審者は見当たりませんが。」
騎士のひとりが窓辺に寄り、外を確認している。
「立てますか?」
もうひとりはそばに来て起きるのを助けてくれていた。
「び、びっくりしたら、腰が抜けちゃったみたい、、」
「それはいけません。」
騎士がソファに運んでくれた。
「何を見られたのですか?」
「んー、、見たのじゃなくて、聞こえたの。誰かの声が。たぶん。」
「声ですか?」
騎士がふたりで顔を見合わせている。