きみへの想いを、エールにのせて
「明日、楽しみだね」
「あはは」
実に的をついた発言だったけど、笑ってごまかした。
楽しみ過ぎて眠れないかも。
私の気持ちはそれくらい高揚していた。
予想通り寝不足で、でも気持ちだけは上向きで、次の日を迎えた。
朝早くから調理室でチョコチップクッキーを焼き、販売開始の10時を迎えると、人だかりができた。
昨日より多い客を見て、予約券を出しておいてよかったと思ったほどだ。
もちろん、ひとつ分は販売のケースに入れず、とってある。
「お昼休憩、順番に取ってね」
3年生の先輩からそう声をかけられたけれど、ここを離れたくない。
それに勝手に予約券なんて作ってしまったから、私がいないと対処できない。
「先輩、私と茜で店番します。お弁当、ここで食べてもいいですか?」