きみへの想いを、エールにのせて
そうなると、もしかしたら結城君は、自分のせいでリレーも出場できないことの責任まで感じているのかもしれない。
私が黙りこくってしまうと、理佐が心配そうに顔を覗き込む。
「茜……」
「ごめん」
泣きそうな顔を見られたくなくてうつむくと、雄介君が再び口を開いた。
「でも、俺達、そんなことで龍平を恨んだりしてない。アイツがいたからここまで頑張れたんだ」
雄介君の言う通り、きっと水泳部の皆は、同じように思っているだろう。
「龍平には水泳を続けて欲しい。あれほどの選手が辞めちまうなんて、もったいない」
あまり競泳に詳しくない理佐も大きくうなずいた。
「常にトップを目指してきた龍平には、辛い時期かもしれないけど、アイツならいつかきっと……」