エリート上司に翻弄されてます!




慌てて起き上がって額を抑えると私は日高さんに「何するんですか!」と、


「私ちゃんと仕事してます!」

「うん」

「え?」


知ってる、と私の顔を見ると目を細めた。
その表情に私は思わず顔を赤く染める。

あ、今……笑ったよね?日高さん。
ちょっとだけだったけど、表情柔らかかった。


「え、今わらっ」


た、と続けようとしたその瞬間、


「あの!乾さん廊下で倒れてるんですけど!!」


と言う大きな声が部屋中に響き渡った。

それを聞いた私たちは暫くして一斉に溜息を吐いた。
状況を理解出来ていないのは新しくやってきた日高さんだけだった。










「おーい、乾ー。起きろー」


店の外で水川先輩が乾先輩の頬を叩く。
それでも彼が起きる気配は無かった。


「何、乾さんってお酒弱いの?」




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