エリート上司に翻弄されてます!
一体何がそこまで乾先輩のことを……
「そ、それって、先輩に関係ありますか?」
「っ……」
私が言ったその台詞に彼がカッと目を見開いた。
そして、
「あるだろうが!」
と大きな声が部屋中に響いた。
その声にびっくりした私は驚いた表情で彼を見る。
その視線に気が付いたのか、掻き抱くようにして私のことを全身から引き寄せた。
そして耳元でもう1度「あるだろうが……」と弱々しく声を漏らした。
「深桜ちゃんのことが好きだから、気になって仕方がないんだよ」
信じられない言葉に私は気が動転しそうになった。
今、彼は何と言った?私のことが好きって言った?
嘘だ、そんなの。
「好きじゃなきゃタダで居候させないし、会社でもあんなに構わない。こんなことで苛々することだってない」
「……せ、せんぱ」
「下心なんだよ、全部。深桜ちゃんが好きだから……」
「っ……」