エリート上司に翻弄されてます!
俺に会いたくなる気持ちは分かるがな、と格好付けた彼に空気が冷たくなるのが感じた。
でも私もナルシストな彼を見たら安心したし、彼らも直ぐに帰ってくれるだろう。
水川先輩は「心配して損したよ」と残念がる。
「全員でスーパー行っていろいろ買ってきたのに」
「仲良しかよ、貰っとくわ」
「じゃあ乾さん、お大事に」
なんだかんだ言って、皆乾先輩のことを気に掛けているんだよな。
その様子が何だか不思議に思えて、私は表情だけを緩ませた。
暫くすると脱衣所のドアが開く。
「帰りましたけど」
彼の手にはスーパーの袋。
「愛されてますね」
「まぁな、俺に惚れるのは女だけじゃないってことだ」
「そうですね」
「……」
黙り込んだ彼に「どうしました?」と聞くと「別にー」と拗ねたような返事が返ってきた。
よく顔を見ると少し赤くなっているような。
もしかして熱が上がってきてる?
「先輩お粥食べました?」
「ん?まぁ」